いつもは海のお仕事、グラスボートとシュノーケルのガイドをしている笹川です。
ブルーチャージはいつも完了!しておりますが、今日は、行事の一環で、ブルーならぬ、
グリーンチャージしてきました!そうそう、ブルーチャージは海でリフレッシュ。これは最近はやりの言葉みたいですね!そしてグリーンチャージは、森林浴とでもいいましょうか?笹川が勝手に作ってみた言葉でございます♪
石垣島北部は、大自然がいっぱいな場所ですので、わざわざ森林浴!なんて思わなくても農道を歩けばグリーンチャージはいくらでもできるんですけどね!
とはいえ、今日は学校の行事です♪地域の歴史を知ろう!がテーマだったのでしょうか?今回は、講師に、公民館長であり、サンシンの達人で北部のイベントの音響係で有名で多忙なNさんのガイドの中、ちびっこ、保護者、先生の皆さんと森の中へ突入してきました!
その中には何があるかというと、浦底越道(ウラコソクイツと読みます)。昔の人が東から西、西から東へ移動する際に通った道だそうです。民話が残っております。そこを散策、そしてそこには、穴石があるそうです。
引用します♪
『昔、桃里村の女と野底村の男が恋仲となり、毎夜ナナンガーラで逢瀬を重ねていましたが、女には許嫁がおり、泣く泣く別れることになりました。女の婚姻が近づいたある夜、2人は腰かけた岩をコツコツと叩きながら最後の別れを惜しみつつ夜を明かしました。その時掘った穴は、女の方が深かったといわれています。』
35.ウラスククイツ(浦底越道) 石垣市教育委員会市史編集課 からなるほど。民話で登場する昔の方の待ち合わせ場所ですね!ナナンガーラは、七つの川という意味だそうです。
今でいうところの渋谷の中堅ハチ公前といったところでしょうか?笹川、サラリーマンを東京でしていた時に友達とハチ公前で待ち合わせをしたときがありますが、まぁもちろん、田舎育ちの笹川です。駅からハチ公までたどり着けずでした。
それでは、昔の方がどんな場所で待ち合わせをしていたのか、しっかり見てまいりましょう!
ほんとに山道、そしてジャングルです。そうですよね。琉球の時代のお話だそうです。ハチ公とはまた違ったスリルがあると言うものです!ほんとにこんな山奥で待ち合わせをしていたのでしょうか?ハチ公前よりもスリル満点です。
そして途中には、沢があって、滝があります♪
マイナスチャージ※マイナスイオンのチャージのつもり
もう子供達は、全身びっちょりで遊びまわっています。そんな深い場所はないはずなのに!このやんちゃっぷりがよいですよね!
そして歩いて歩いて、やっと目的の穴石に到着です♪
これが噂の穴石です。その昔、ここで男女は待ち合わせをしたんですね。左が女性がほった穴、右が男性がほった穴だそうです。
ここまでの道の険しさを考えると、ちょっと待ち合わせをするのにも命がけな気がします。昔の方のタフさを実感できる時間となりました。
ちなみにこの穴は、小さい石ころが中でぐるぐる回って、深くなったと科学的には分析もできるそうです。
今となっては車で10分もあれば山越え、隣の集落に行けるだけに、昔の方々の苦労というのは半端ないですね!
実話?民話?伝説?わかりませんが、ただ現在の舗装された道路が出来上がるまで実際に利用していた道だそうです。
歴史を知るからこそ、地元のことがさらに理解が進むというものです。これからもこういう機会は大切にしていきたいと思います。